高槻市の観光

10月27日の講座

今日も始まりました、たかつき市民カレッジ。 緊張を忘れず、いつも通り、受付と入室です。

講義の始まる前は今日の講座内容の確認 ・・・・・いつものように予習風景、緊張の時間です。

私も、今日も皆さんが「楽しく学べるように」と心で唱える時間です。<MK>

 



午前の講義は観光学。高槻市の観光「高槻市の観光資源観光行政は今?」をテーマに、講師の先生は、(公社)高槻市観光協会  業務執行理事兼  事務長  北 建夫様。

高槻市に於ける「観光」をどのように捉えたらいいのか。

観光地の代表都市「京都」「奈良」などのいわゆる観光地も「観光」と同じように高槻市の観光捉える事が出来るのか。 そうような視点から、講義が始まりました。  まず「観光」の語源について、我が国の観光歴史について「7~8世紀 律令国家の成立後から、庶民にとっては難行苦行であったが、平安遷都後:巡礼の旅、江戸時代」に繋がる。

身近な旅「修学旅行」は1886年東京師範学校が始まり、大正期に業界団体げ設立、高度成長期に、旅行会社が独自の観光キャンペーンの実施となり、現在の観光となっています。

 国及び、地方公共団体が、観光業界の振興政策、いわゆる観光政策に取り掛り、バブル崩壊以降訪問外国人から得られる経済効果、「インバウンド」へ目が向けらる。我国三島地区(茨木、高槻、摂津、島本)もコロナ前までは、右肩上がりで増えています。

高槻市観光状況は、交通至便に恵まれているものの、観光を産業として盛上げる機運が十分でなく、多様な資源や取組についての請求力のある発信が出来ていない。

どのようにすれば、良いかと言うと、観光客を引付ける「地域引力」である。近年観光、人が求めている「癒し、リラックス、気分転換、楽しさ」を追求見る観光⇒感じる観光』へとシフト変更が求められ、五感で「感じる旅行」へと変貌となる。高槻では、沢山のイベント、史跡が有り、まず自身で体験をして、その素晴らしさを日本全国への発信が必要と思われます。高槻の「観光」とは地域を元気にすること、これに尽きます。<MK>


午前講義のあとお昼休憩の際、、、換気空気の入替も重要な時間、、、にNPO法人_大阪府北部コミュニティカレッジ 猪谷義弘 理事長がTSCの視察の為、午前の講義を聴講されていました。

 この時間を借りて、登間佐孝男 TSC理事長からご紹介。

我々と志を同じくするカレッジの、NPO法人とよなか市民カレッジは今年開校を見送られています。

私たちの講座風景をご覧になって、羨ましいと思われかと察します。

今後の、とよなか市民カレッジに熱いエールを贈りたいと思います。 <MK> 


午後の講義はたかつき市民カレッジ初めての校外学習。二班に分かれて、平城農園と安満遺跡公園に訪れました。

一班目は平城農園。『どうすれば農薬を使わず、安全な米作りが出来るか』 をテーマに、講師は平城昌彦様。

今回、体験学習として、訪問しました平城農園(農園代表者は、我々の仲間で、NPOたかつき市民カレッジ理事)は、「安全な米作り」に取組んでおられます。

『除草剤を出来るだけ使わない米作り』について、NPO法人民間稲作研究所の稲葉光圀氏指導の下、日々探求されています。平城代表は、「自分の家族、親族、友達に安全なお米を食べて、いつまでも、健康に過ごして欲しい」との理念をお持ちで、その言葉が、胸に刺さりました。

通常通りの米作りに疑問を持ち自身の気付きやその疑問の解を求め試行錯誤で、今の米作りにたどり着かれ、日々努力研究をされています。

農業の大変さは分かってはいましたが、恥ずかしい話ですが、今回、講習を受けて、稲刈りをするまでの工程の大変さを肌で感じました。

【稲作の工程】

◎田んぼの耕起⇒苗の育成⇒畔塗り⇒3度の代掻き⇒田植え⇒深水管理による抑草⇒水と肥料のコントロール⇒稲刈り⇒脱穀⇒乾燥⇒籾摺り⇒玄米

特に重要なのが、『田植え』だそうです。田植えの段階で「通常の苗を一株5~6本植付けるけるところ、一株1~2本で植える」そうすることにより、苗の根は通常の3倍程長くなり、土からの栄養分や肥料を最大限吸収できるようになり、成長した稲の茎の太さは通常の稲の茎とは比べるられない程太く、稲穂の着粒数も通常の80粒くらいなのが、120~150粒付くそうです。

平城代表は、仕様の違う田植え機を3台所有していて作ろうとする米のタイプや田んぼの性質によって使い分けてらっしゃるとの事です。植付ける苗の数を出来るだけ「1本」になるように田植え機の掻き取り量を調整し、また肥料の散布方法にも、工夫して出来るだけ労力が掛らず楽になるよう試行錯誤してらっしゃるそうです。また、現状に満足をせず、日々どうすればもっと楽しく稲作が出来るか考えながら取り組まれています。

受講生も日本人が、大好きな食べ物「ごはん」が如何に、苦労を重ねて作られているか、そして、安全なお米作りに取り組まれている事を目の当たりで、知ることが出来、お米への貴重、重要さを感じ取れた講座でした。あ~日本人に生まれて良かった~と思う一日だったと思います。<MK>


もう一班は安満遺跡公園。 古代史 「古代米の伝播と安満遺跡、古代米水田の現況見学」がテーマ。

講師は安満人倶楽部 会長  澤田正廣様。

JR高槻市駅より徒歩で行ける所に現代の古代ロマンが漂う「安満遺跡」が有ります。安満遺跡は、今から2500年前弥生時代に初めてコメ作りが行われた所です。1928年に京大農学部研究建設時によって発掘。1966年頃には、大規模な集落であると判明しました。来年2021年4月に全面開園されます。地下には近隣の防雨対策施設を備える公園。正に高槻の新しいランドマーク。 

古代から米作りにえにしある、この場所で「古代米」が持っていた特色、隣国の中国が起源とされる古代米の日本への伝来ルート、米作りに用いられた農耕具、安満遺跡の小区画水田などについて、学びました。

秋晴れの清々しい天候の下、いにしえの安満の人々に心を馳せつつ、刈り取りの済んだ田んぼに入り、はさかけ乾燥されている古代米に触れ、全域公開には、どのようになるのか説明を聞きつつ、のどかなひと時が過ごせました。<MK>

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