紫式部と『源氏物語』をテーマに、現存する絵画作品を見ながら、紫式部の表現した世界と、その後の時代の様々な展開についてお話しします。
※この講座は公益財団法人 高槻市文化スポーツ振興事業団との共催です。
講座内容
- 講師:甲南大学非常勤講師 木村 朱晶
- 令和6年1月15日(月)14:00~15:30
- 紫式部の見た宮中ー紫式部日記絵巻ー
- 『紫式部日記』には、紫式部が中宮彰子に仕えた宮中での様子が綴られています。この文学を絵画化した「紫式部日記絵巻」を見ながら、紫式部の見た平安時代の宮中について読み解きます。絵巻に表現された宮中の様子や、時の権力者・藤原道長像、そして紫式部の生み出した「源氏物語」誕生の背景に迫ります。
- 紫式部の見た宮中ー紫式部日記絵巻ー
- 1月22日(月)14:00~15:30
- 描かれた源氏物語の世界(1)ー源氏物語絵巻ー
- 紫式部が書いた長編小説『源氏物語』。主人公・光源氏の生涯を軸に平安貴族の世界を描いたこの物語を、絵巻として絵画化したのが「源氏物語絵巻」です。その中でも、最古の遺品である国宝「源氏物語絵巻」を取り上げ、華麗で優れた絵画表現についてご紹介します。
- 描かれた源氏物語の世界(1)ー源氏物語絵巻ー
- 1月29日(月)14:00~15:30
- 描かれた源氏物語の世界(2)ー近世の源氏絵ー
- 『源氏物語』を描いた作品は「源氏絵」と呼ばれるジャンルができるほど、数多くの作品が制作されてきました。特に江戸時代は王朝文化ブームもあり、絵巻や屏風、掛軸から浮世絵に至るまで、実に様々な表現を見せます。やがて物語から離れていく「源氏絵」の展開についてお話しします。
- 描かれた源氏物語の世界(2)ー近世の源氏絵ー
開催場所
生涯学習センター3階 研修室
※駐車場は有料です。環境に配慮いただき、公共機関をご利用ください。
募集期間
- 12月4日(月)~12月28日(木)
募集期間終了後、抽選を行い受講の可否をお知らせします。
受講料
2,500円/3回(税込)